試合後レビュー

バレーの試合後ミーティングで話すこと

試合後に選手の話を聞くコーチ。AI生成の利用イメージ。
試合後ミーティングは、反省を増やす場ではなく、次にやることを決める場です。 AI生成の利用イメージです。実在の利用チームではありません。
ミーティングで決める3つ
  • 今日の課題を1つに絞る
  • 根拠になる場面や数字を短く示す
  • 次の練習でやるメニューを決める

バレーボールの試合後ミーティングは、長く話すほど良くなるわけではありません。試合直後は選手もコーチも疲れているため、論点を増やしすぎると、結局「次に何を直すか」が曖昧になります。

試合後に必要なのは、原因探しを延々と続けることではなく、次の練習で扱うテーマを決めることです。課題、根拠、練習メニューの3点に絞ると、短くても伝わるミーティングになります。

ミーティングの型

  1. 最初に、良かった点を1つだけ共有する。
  2. 次に、試合で直したい課題を1つに絞る。
  3. 最後に、次回練習の最初にやるメニューを決める。

たとえば「第2セット以降、Aパス後の攻撃成功率が落ちた」という課題があるなら、「今日はレシーブ後の速攻接続を最初に確認する」と言えば十分です。抽象的な反省より、次の行動が見える言葉を選びます。

数字は短く使う

そのまま使える進め方

「声を出そう」で終わらせない会話例

説明用の架空の場面です。まず選手の見え方を聞き、記録と照らして、試す行動を一つ決めます。

  1. コーチ:事実を示す

    「短いサーブが2人の間に来た場面で、お互いに待つプレーがあったね。コートではどう見えていた?」

  2. 選手:見え方を共有する

    「前の選手が取ると思って、声をかけるのが遅れました」

  3. 一緒に:次の行動を決める

    「次の練習で担当範囲を確認して、短いサーブを10本受けよう。先に声をかけられたか、返球につながったかを分けて見よう」

記録がなければ回数を作らず、「覚えている場面」として扱います。選手の説明と食い違うときは結論を急がず、映像や次の練習で確かめる項目として残します。

数字を見せる目的は、選手を責めることではありません。コーチと選手が同じ場面を思い出すための材料です。連続失点、ローテーション、サーブレシーブ後の攻撃など、次の練習に変えられる数字だけを使います。

Vollyzeの現行試合レポート画面。試合後に課題、根拠、次の練習案を確認できる。
数字は、課題と根拠をそろえ、次の練習テーマを決めるために使います。

避けたい進め方

避けたいのは、全員が思いついたことを順番に話すミーティングです。「声が出ていない」「集中力が足りない」だけでは、次の練習が変わりません。場面、根拠、練習をセットにして伝えることが大切です。

短さそのものが目的ではありません。選手の話を聞いたうえで、次に試す行動が共有できれば一区切りです。全体で話しにくい内容は、個別に確認する時間を分けましょう。

終了前に残す、3行のメモ

時間や人数に合わせた練習の組み立ては、練習メニュー作成ツールへ。ミーティングでは全メニューを決め切らず、最初に確かめるテーマをそろえるだけでも構いません。