試合後レビュー
バレーの試合後ミーティングで話すこと

- 今日の課題を1つに絞る
- 根拠になる場面や数字を短く示す
- 次の練習でやるメニューを決める
バレーボールの試合後ミーティングは、長く話すほど良くなるわけではありません。試合直後は選手もコーチも疲れているため、論点を増やしすぎると、結局「次に何を直すか」が曖昧になります。
試合後に必要なのは、原因探しを延々と続けることではなく、次の練習で扱うテーマを決めることです。課題、根拠、練習メニューの3点に絞ると、短くても伝わるミーティングになります。
ミーティングの型
- 最初に、良かった点を1つだけ共有する。
- 次に、試合で直したい課題を1つに絞る。
- 最後に、次回練習の最初にやるメニューを決める。
たとえば「第2セット以降、Aパス後の攻撃成功率が落ちた」という課題があるなら、「今日はレシーブ後の速攻接続を最初に確認する」と言えば十分です。抽象的な反省より、次の行動が見える言葉を選びます。
数字は短く使う
そのまま使える進め方
「声を出そう」で終わらせない会話例
説明用の架空の場面です。まず選手の見え方を聞き、記録と照らして、試す行動を一つ決めます。
- コーチ:事実を示す
「短いサーブが2人の間に来た場面で、お互いに待つプレーがあったね。コートではどう見えていた?」
- 選手:見え方を共有する
「前の選手が取ると思って、声をかけるのが遅れました」
- 一緒に:次の行動を決める
「次の練習で担当範囲を確認して、短いサーブを10本受けよう。先に声をかけられたか、返球につながったかを分けて見よう」
記録がなければ回数を作らず、「覚えている場面」として扱います。選手の説明と食い違うときは結論を急がず、映像や次の練習で確かめる項目として残します。
数字を見せる目的は、選手を責めることではありません。コーチと選手が同じ場面を思い出すための材料です。連続失点、ローテーション、サーブレシーブ後の攻撃など、次の練習に変えられる数字だけを使います。

避けたい進め方
避けたいのは、全員が思いついたことを順番に話すミーティングです。「声が出ていない」「集中力が足りない」だけでは、次の練習が変わりません。場面、根拠、練習をセットにして伝えることが大切です。
短さそのものが目的ではありません。選手の話を聞いたうえで、次に試す行動が共有できれば一区切りです。全体で話しにくい内容は、個別に確認する時間を分けましょう。
終了前に残す、3行のメモ
- 場面:どのセット・並び・サーブで困ったか。
- 次に試すこと:誰が、どの練習で、何を変えるか。
- 確認方法:何を数え、いつ振り返るか。
時間や人数に合わせた練習の組み立ては、練習メニュー作成ツールへ。ミーティングでは全メニューを決め切らず、最初に確かめるテーマをそろえるだけでも構いません。